我が家の娘は、赤ちゃんの頃からほぼ毎日綿棒浣腸が必要だったほど、ひどい便秘体質です。
食物繊維や発酵食品、果物等を意識的に取り入れてみたり、
お米に寒天を混ぜてみたり、
毎日外に連れ出して適度な運動を促してみたり、
こまめな水分補給を意識してみたり…
便秘に良いと言われることは一通り色々頑張って試しましたが効果はイマイチでした。
毎日頭の中は娘の便秘のことでいっぱい。
正直ノイローゼになるんじゃ?と思うくらい辛かったです。
1歳半を過ぎて暴れる力も強くなり、綿棒浣腸についに限界を感じてローカルクリニック(GP)に駆け込んでからは、もうずっとシンガポールの便秘薬のお世話になっていますが、少しずつ快方に向かっています。
今回はそんなお世話になってきたお薬たちを3つ紹介してみます。
シンガポールで買える子供の便秘に効く市販薬
坐薬
GPに駆け込んだとき、まず最初に先生に処方してもらったのがこちらの坐薬でした。
座薬は英語でSuppositories(サポジトリ)といいます。
これは子供用で、幼児用、大人用もあります。
こんな感じのミサイルみたいな形の座薬が12個入ってます。
処方してもらって30分後くらいに排便があった時は、心底ホッとしました。
それからは便秘を悪化させないために、丸2日排便がなかったら強制的に出すようにしました。
が、さすがに毎回座薬はしんどすぎたため、日本の実家から送ってもらった「イチジク浣腸」を使っていたのですが、在庫がなくなったときにはシンガポールで買えるこちらの坐薬を買っていました。
週3ペースで浣腸をしていた頃は、控えめに言って毎日地獄でした…。
それでもやはり、強制的に出すということを徹底したおかげで娘の便秘が快方に向かったので、頑張ってよかったと思います。
実際に使ってみて感じた注意すべき点
・使用直前に冷蔵庫から取り出し手で温めて表面だけ少し溶かす
・ミサイルの頭にベビーオイル等を塗って滑りをよくする
・子供が暴れてしまうと抜けてしまうことがあるので、最低一分はお尻の穴を押さえる
・体温で溶けて効き目が出るまで時間がかかるので、30分〜1時間は様子を見る
・便が硬く子供が苦しんでいる場合は、次に紹介するシロップやフォーラックスを同時併用する
ラクツロースシロップ
坐薬と合わせて処方してもらったのがこちらのシロップ。
浸透圧により身体から腸内へ水分を移動させ、便を軟らかくするタイプの薬です。
子供は5〜10mlなのでこのくらい。
これを、一日一回なるべく決まった時間に飲ませます。
甘くてトロっとしたシロップなので、毎朝ヨーグルトにかけてあげていたのですが、ヨーグルトをあげすぎたからなのか、ある日突然娘がヨーグルト嫌いになってしまったんですよね…(子育てあるある(泣))
ヨーグルト以外でシロップを飲んで貰える方法が思い浮かばず、だんだん使わなくなっていきました。今考えるとホットケーキにかけるとか色々あったと思うんですけど…。
買い置きしていた在庫は、たまにお通じが悪いなーと感じた時に私がせっせと消費していますが(笑)、大人が飲んでもバッチリ効果があります。
実際に使ってみて感じた注意すべき点
フォーラックス
ラクツロースシロップを飲まなくなり困っていた時に友人から教えてもらったのがこちら。
薬自体が水分を保持し直接水分を運ぶことで便を柔らかくするタイプの薬です。
これが今の所一番おすすめしたい薬でして、今現在もお世話になっています。
最大のメリットは、体内に吸収されることがないため副作用が少ないこと。
日本では2018年から使用可能となった薬なので歴史がまだ浅いかと思いきや、
海外ではかなり昔から広く普及しているため、安全性も実証済。
日本では「モビコール」が有名ですね。
こちらの商品パッケージには8歳以上と記載がありますが、量をコントロールすれば8歳以下の子供でも使用OKとのこと。
粉状のお薬で、こんな感じの袋に10gずつ入っています。
4歳の娘は今のところ1日あたり8gがちょうどよいようで、
これを毎朝プルーンジュースやりんごジュースに混ぜて溶かして飲んでいます。
これを飲み始めてから、ほぼ毎日自然排便できるようになり、坐薬のお世話になることが完全になくなりました!
今後は様子を見ながら薬の量を少しずつ減らしていけたらなあと思っています。
実際に使ってみて感じた注意すべき点
・溶けにくいので、よくかき混ぜる
・一日何回かに分けて飲んでOK。ただし衛生面から飲み残しはその日のうちに廃棄
まとめ
娘がこれまで実際にお世話になってきた便秘薬を3つご紹介しました。
私と同じように子供の便秘に悩む方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
シンガポールではこういった薬が薬局で処方箋なしに買えるのでとても助かりますね。
(でも最初は病院で先生に相談してみてくださいね。)
そういえば余談ですが・・・
初めてかかったGPの医師も、便秘外来でお世話になったNUHの医師も、「綿棒浣腸は可哀想だからやめなさい」というスタンスでした。
日本では「綿棒浣腸どんどんやりなさい」と言われ続けてきて薬の処方もなかったので、そのギャップに驚いたのを覚えています。
正直シンガポールでどーんと薬を処方された時は、驚きつつも正直肩の荷が降りたような気がしました。
国が変われば常識も変わる。
ただ最終的なゴールは「子供の排便サイクルを整えてあげて軌道に乗せること」だと思うので、その手助けとしては薬でも綿棒でもなんでも、各ご家庭にあったものをチョイスすれば良いと思います。
あくまで我が家のケースの一例として読んでもらえれば幸いです。
ではまた。
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